暑中お見舞映像のメイキング②~撮影とCG制作~

130730syotyuumimai_making

自然に見えても準備は大変、特機撮影

暑中お見舞映像のメイキング①~企画とコンテ~ 

暑中お見舞い映像メイキングの第2回目は撮影の工夫についてお話しします。
映画の撮影風景が紹介されると、大きなクレーンなどの特殊撮影機材が映ることがあります。
完成した映像を画面でみると、よほど派手なカメラワークでない限り、まさかそのような大がかりな装置が使われていることなど想いもしないものですが、より場面がドラマチックに演出できるように撮影方法にはさまざまな工夫がなされています。

ドリーもそのひとつです。電車の線路のようなものを設置して、その上をカメラがスライドすることで、視点位置をずらすカメラワークです。見た目は決して派手とは言えませんが、画面のなかの世界観を拡げるためには有効な方法です。
しかし、このレールを設置する作業は大変なものです。レールのあいだに段差があってはカメラがぶれてしまうので段差を埋める作業が必要です。
ワンカット撮影するのに数十分かかってしまうことも珍しくありません。

“なんちゃって”でも、効果は絶大!

130808ドリー切り出し

そこで、“なんちゃってドリー”を活用することにしました。
ハイビジョンのサイズは1920px×1080pxです。それ以上に大きなサイズで撮影しておいて、編集時にトリミングして、あたかもレール移動で撮影したかのようにスライドして見せています。
これは、撮影時間の短縮にもつながります。
単調なFIX(固定)カットが続いたとき、画面に動きをもたせたい場合は大変有効な表現方法です。

 

CGレモンの作り方!

暑中お見舞い映像ではレモンにCGを使ってみました。
見る機会が多くなってきたCGですが、どのように作っているかご存じでしょうか?
公開後に「どうやって作っているの?」というご質問をいただきましたので、このレモンの制作方法をご説明します。

CGの制作作業は、大きく分けてモデリング作業とテクスチャー作業に分類されます。
モデリングとは形を造形すること、テクスチャーは表面の素材を描いたり照明を設計したるする作業です。
イメージとしては、ねんど細工で形をつくって、表面に素材の写真をペタペタ貼る感じに似ています。

130731レモンCGa

今回のレモンは、まずポリゴンと呼ばれるメッシュ状の要素でレモンの形をかたどりました。
それから、物体の表面に貼るレモン素材を作成します。
台本ではレモンが割れることになっているので、割った断面の素材も必要です。
最後にかたどったモデルに先程のレモン写真を貼り付けて完成!
最近では気軽にCGが利用できるようになりました。
好きなのは液体素材をCGで表現することです画面に勢いがでてきます。
特に夏場のTV-CMには水のCGを使ったものがたくさんありますので、見つけてみるのも楽しいのではないでしょうか。

次週は、編集についてのこだわりをお話しします。
ご期待ください。

神田製作所のfacebookページでは、一週早く簡易版の記事を掲載し、直接のご意見やご質問も受け付けています。
facebookユーザの方は、ぜひ一度のぞいてみてください。

レモンワイヤーフレームアニメ2

暑中お見舞映像のメイキング①~企画とコンテ~ 

LINEで送る
Pocket

Footer illustration