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トピックス3月号「元気な職場から学んだ『会社を案内する』ということ。」

INDEX
  • 案内動画がもたらした「情報の棚卸し」
  • 元気な職場で働く人たちが知っていること
  • 内外へ向けた「会社を案内する意味」

①案内動画がもたらした「情報の棚卸し」

春が近づき、会社案内動画についての問い合わせが増えています。一口に案内動画といっても、会社ごとにまったく違ったアプローチや活用法があり発見の連続です。そのようななか、完成した動画をお届けした後でおもしろい感想をいただきました。
会社案内の動画を作っていく過程で「情報の棚卸し」ができたと言うものです。年度末で棚卸しシーズンではありますが、「情報の棚卸し」とはどういったことなのでしょうか?詳しく尋ねてみました。

「情報の棚卸し」とは、「日々の業務が何のためにあるのか再確認すること」でした。毎日同じチームで顔を合わせていると、業務のなかで“暗黙の了解”が増えるそうです。言葉を使わずとも意思疎通ができるのであれば効率化にもつながります。ところが“改善したほうが良いこと”まで、“暗黙の了解”として前例になってしまうとムダがそのまま残ってしまうと言います。ひとつひとつは小さなことでも、やる必要のないことがどんどん蓄積していくと大きな障害になります。放っておくと本来やるべきことのための時間も圧迫されます。

会社案内動画を作るうえで、“自分たちの目的”を突き詰めて考えられたそうです。すると日々に業務のなかで、目標を達成するために注力すべきポイントが見え、同時に無駄な動きがあぶり出されたと言います。これが「情報の棚卸し」の意味でした。

②元気な職場で働く人たちが知っていること

撮影のために様々な場所へお邪魔させていただくたびに“職場の空気”を感じます。どこの現場もそこならではの個性を持っていて、同じものはまったくありません。家族のような明るく和やかな空気のところもあれば、良い緊張感を保つプロフェッショナル集団といったところもあります。雰囲気は違えどもいつも感心させられるのは、“活気”についてです。賑やかであれ静かであれ業務に活気がある会社は、撮影するうちにその魅力へ引込まれます。

どうして活気を感じるのでしょうか。元気な職場の人たちと話すうちに、その理由に気付きました。彼らが共通して語るのは、「サービスのなかで顧客に喜んでもらっているポイント」についてです。「自分たちが提供するサービスのなかで、顧客の役に立っているところはどこなのか?」このことを知っているために、そこから逆算して「満足を得てもらうためにすべき最善の行動」を自然と選ぶようになります。それらの行動が積み重なって活気を生み出していたのです。

③内外へ向けた「会社を案内する意味」

会社案内では、「良いところを見せなければ」といった気持ちが先走りがちです。もちろん間違いではないのですが、会社案内とは自己紹介でもあります。初対面の人と出会ったとき、私たちはどのような人を気持ち良いと感じるでしょうか。立派な経歴や実績を持っている場合、たしかにそれらは“良いところ”です。ところがそのようなデータを並べ立てられると、(立派な人だ)という印象が強すぎて(これから長いあいだパートナーとして気持ち良く過ごせそうだ)と思いにくいかもしれません。
いっぽう日々の業務について“自分のやっていることの意味”や“喜んでもらっているサービス”を楽しそうに語る人は魅力的に見えます。

動画のメリットは雰囲気を伝えやすいところにあります。自分たちのやっていることが心底楽しくて仕方ない、といった雰囲気の職場はとても魅力的です。特別なことではなくても、当事者が意志を持ってやっていることならば当たり前のようにやっていることを語るだけで、その魅力は伝わります。
働いている人たちの意識を見せることは、会社を案内する価値につながるのではないでしょうか。

冒頭に紹介した「情報の棚卸し」の感想をくれたかたは、会社案内動画を対外へ向けてだけではなく、チーム内でも積極的に使っていくつもりだと言います。定期的に見返すことで“自分たちは何をしているか”を思い出し、初心に返ってモチベーションを取り戻すことができるからだそうです。自分たちへ向けて、“あるべき会社の姿”を案内しているのです。これまで聞いたことのない使い方でしたが、ビジョンを共有するツールとしては最適かもしれません。

今日のポイント
  • 会社案内を練ることで業務のムダをあぶり出す
  • 活気のある会社は、あらゆる行動の意味を知っている
  • 楽しそうに語る姿は魅力的にみえ、価値をもたらす

トピックス2月号「アピールする気恥ずかしさを乗り越える思考法!」

扱っている商品やサービスの素晴らしさを多くの人に知ってもらいたいーーそのような想いを抱きながらも、PRすることに抵抗を持っている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
抵抗の原因を探り、自信をもってPR活動ができるようなロジックを探ってみましょう。

INDEX
  • 宣伝に抵抗がある人たち
  • 新規はいらない?PRする相手を思い浮かべる
  • アピールを繰り返すことで生まれる効果

①PRすることは恥ずかしい?

お世話になっているクライアントから「積極的に動画を使うことにためらいがある」と相談を受けました。そのかたは、「あるものは使う」が信条の人でしたから不思議です。お話しを伺うと動画の出来には満足しており、もっと見せたいと思っているそうです。ではなぜ動画を使うことにためらいがあるのでしょうか。

「周りからの目が気になる」

PRを繰り返すことによって、周囲から「また宣伝している」と思われるのが怖いのだと言います。扱っているサービスには自信があり、そのことを伝えるための動画もあります。ところが周囲の目を気にする余り、充分に活用できていないようです。

動画を制作する前の段階でも、似た事例の相談を受けることがあります。「自画自賛」、「手前味噌」だと思われないだろうか。ひいては紹介動画そのものが、「ヤラセ・仕込み」だと思われないだろうか。このようなことを恐れて、PR活動に手がつけられない人がいらっしゃいます。

②誰を相手にしたアピールなのか?

PRを繰り返すことが悪影響であるのならば、どうして大企業は繰り返し同じSMを流しているのでしょうか。その根底にあるのは、「多くの人に知ってもらいたい」という想いであるはずです。繰り返しのPRに対して、「宣伝がしつこい」と思われる怖さを持っている人は、視聴対象として知り合いや一部の客しか見えていないのではないでしょうか。

あなたの会社が対象としている客はどのような人たちでしょうか。知り合いや既存顧客だけで新規は相手にしないのでしょうか。そのようなことはないはずです。対象が大企業のターゲットと同じ、あるいはそれに準じるマーケットであれば、繰り返しのPRを怖がる必要はありません。

「まだ見ていない人がいるかもしれない」と考えてみましょう。

③繰り返すことによって生まれる効果

PRを繰り返すと、新たに情報を掴む機会を与えることになります。もし扱っている商品やサービスが人や社会に貢献するものならば、アピールを繰り返すことで助けられる人がいることを知っておくべきです。
またブランドイメージを大切にする企業ならば、繰り返しPRすることでブランドへの信用を高めることも出来ます。人は繰り返しみるものを“継続しているもの”として信頼します。PRだからといって、むやみにメリットを強調する必要はありません。やっていること、提供していることを事実としてお知らせするだけで充分な効果があるはずです。

もしアピールすることに怖さが生まれたなら、宣伝を毛嫌いする架空の人物を心に思い描いて対話してみましょう。
「ずいぶん宣伝してるね」その人物が皮肉交じりに言います。
すると、あなたは堂々と宣言しました。
「少しでも多くの人に知ってもらいたいのです」

さあ、アピールしてみましょう!

今日のポイント
  • お客さまが情報を掴む機会を作る、と考える
  • PRを繰り返すことで信頼が生まれる
  • 多くの人へ伝えたいという想いが大事

トピックス1月号「観客が思わず行動したくなる動画がかならずやっていること!」

あけましておめでとうございます。
皆様がお元気で新年をお迎えられたことを心からお慶び申し上げます。
旧年中はひとかたならぬご愛顧にあずかり誠にありがとうございました。
本年も一層のサービス向上を目指し てまいりますので、なにとぞ本年もご支援のほどお願い申し上げます。

INDEX
  • 自作の動画で陥りがちな問題
  • 使えない動画に足りないものとは?
  • 観客へ行動を促す動画を作る

①目的を見失った動画は効果がでない

ここ数年、動画をとりまく環境の進化はめざましいものがあります。お客さまのなかには自分たちでも動画を作るかたも増えられ、相談を受けることがあります。

「情報を詰め込むだけで有益な動画といえるの?」

たしかに撮影機材やアプリが進化したことによって、だれでも簡単に動画が作れるようになってきました。ところが簡単であるがゆえに、「作っているうちに、“何を作りたかったのか”を見失ってしまった」といった悩みを抱えるケースが増えています。そのようななかで完成した動画は、やはり活用しにくいものであり、「効果があるのか疑問」「既存顧客や知り合いがひととおり見たらおしまい」といった状況に陥ることもあるといいます。

②あなたの動画が物足りない理由

「何かが足りない気がする」

そのような疑問を抱えたままであると、「動画ってそんなものなの?」と誤解してしまうかもしれません。広報・広告ツールとして、動画はもっと幅広く活用できるはずですが、情報を詰め込んだだけではその魅力は生かし切れないようです。

「私たちは映像制作のプロとしてなにができるのか?」

動画制作が身近になったいまだからこそ考えていかねばならない課題として、常に自分たちへ問いかけていることです。その結果。動画には情報を伝える機能があることはもちろんですが、そこから一歩先へ踏み込んだ役割があることに気付きました。それは感動を与えることです。

③キーワードは「物語」

私たちは「物語」を新たなキーワードとしてピックアップしました。動画を通して紹介したいモノやサービスは人が動いて成り立っているものです。人が動くところには必ず物語が存在します。物語は共感と感動を呼び、感動は観客へ行動を促すことができます。これこそが動画の役割ではないでしょうか。

「なぜこの商品は生まれたのか?」
「このサービスを提供するために、どのような努力がなされているのか?」

これまで情報を詰め込んだだけの動画であったなら、上の2つの要素を足すだけでずいぶん魅力的な動画コンテンツへ変貌するはずです。

今日のポイント
  • 自作動画も幅広く活用できる
  • 情報を詰め込んだだけの動画は物足りない
  • 動画で物語を伝えることで魅力的なコンテンツへ変貌する

トピックス12月号「年賀状に動画を添えてみよう!」

「年賀状に動画!?」ーー難しそうに感じるかもしれませんが、スマホさえあれば意外と簡単にできてしまいます。
来年の年賀状はワンポイントに動画を添えてみませんか?

INDEX
  • 年賀状のワンポイントに動画を
  • かんたん手軽な動画の作り方
  • 作った動画の使い方

①自分で撮って、上手に活用

年々、年賀状の取扱いが減っているそうです。メールで代用したり、そもそも親しい人はSNSでつながっていると考える人が多いのでしょうか。それでも年賀状をもらえば嬉しいものです。さらに一筆が添えられていれば、近しく感じることひとしおです。そこには確かな暖かみがあります。

ところが送る相手それぞれにひとこと書き添えるのも、忙しい年末には大変な作業です。とはいえ、定型レイアウトだけでは味気ないものになってしまいます。そこで年賀状のワンポイントとして、動画を添えてみるのはいかがでしょうか。

②年賀状に適した動画の作り方

年賀状に適した動画とはどのようなものでしょうか。年賀状は、年始の挨拶と近況報告を兼ねるものがスタンダードです。その様式に沿って、動画もみじかい挨拶が好ましいと思います。動画だとあれこれ多くを語らなくても画面に登場して顔を見せるだけで、近況報告の役割を果たしてくれます。

たとえばこのような挨拶はいかがでしょうか。

「あけましておめでとうございます。昨年は大変お世話になり、ありがとうございました。おかげさまで、○○を達成することができました。今年は○○を目標にまい進します。本年もどうぞよろしくお願い致します」

去年(2017年)達成できたことと今年(2018)の目標を掲げただけのシンプルなものです。グループなら、ひとことずつセリフを分担します。時間は30秒くらいが目安でしょうか。ポイントは短くまとめることです。短くまとめるために上の例では自分(グループ)の名前も省略しています。達成したことや目標が複数ある場合は、ひとつに絞ることも大切です。もらった人が“見やすい動画”を意識しましょう。

テンポ良くスピーチできるように何度か練習をすれば本番です。撮影にはスマートフォンカメラの動画機能が手軽です。ただ注意する点が音声にあります。スマホカメラの高画質化は進んでいますが、音声に関しては専用のマイクが付いたビデオカメラのようには録音できません。せっかくの挨拶が聞こえにくいと台無しですから、声は大きくハッキリ、そしてゆっくりと話すように心掛けてください。みじかい動画が良いからと言って、早口になる必要はありません。そして、なるべくカメラから離れないようにします。胸から上が画面に入るくらいの距離が良いでしょう。

単純な挨拶動画ですが、背景を工夫すると個性を出すこともできます。候補がいくつかあればそれぞれの場所で試し撮りしてみると、同じ挨拶でも背景によって雰囲気がまったく違うことに気付かれるはずです。“らしさ”が表現できる場所を探して撮影してみましょう。

③受け取った人がアクセスしやすくしておく

出来上がった動画は動画サイトにアップしておくと使いやすいです。サイトによってはリンク先を知っている人しか動画視聴できないように設定ができるところもあります。知人以外にみられたくない場合や検索で引っかかりたくない場合はそのような機能を使いましょう。(ex.Youtube・・・「限定公開」など
あとはアップロードした動画のリンクアドレスを動画に記しておくだけで完成です。アドレスをQRコードに変換してハガキに印刷しておくと、受け取った人はアクセスしやすくなります。

年賀状に動画を添えるとなると、大変な手間がかかると思われるかもしれませんが、スマホさえあればかんたんにできてしまいます。ぜひチャレンジしてみてください。

今日のポイント
  • かんたんな挨拶動画で近況報告をしよう
  • 受け取った人が“みやすい”動画を意識する
  • 動画サイトとQRコードでアクセスしやすくしておく

トピックス11月号「自分で撮った動画を活用しよう!」

トピックス11月号 「自分で撮った動画を活用しよう!」 ―― 自分たちで動画を作る人が増えています。しかし活用することについて悩みがあるようです。自作動画を活用するためにはどのようなコツがあるのでしょうか?
INDEX
  • 「上手く撮る」から「上手く活用」へ
  • 自分で作るのに適した動画とは?
  • 活用の幅を広げる動画を作るコツ

①自分で撮って、上手に活用

高性能スマホカメラが普及したおかげで、いわゆる“プロ”ではない人たちが作った動画を見かける機会が増えました。なかにはハッとさせられるほど上手い動画もあり、日常と身近な存在になっているなあ、と嬉しく思います。

お客様のなかには、我々に依頼される以外に自分たちで作られているかたもたくさんいらっしゃいます。
以前は「どうやれば上手く撮れるかな?」といった質問をよくいただきました。ところが最近ではカメラの機能が飛躍的にあがったため、簡単にキレイな動画をとることができます。そのため、「どうやれば上手く“使える”かな?」と聞かれることが増えてきたようです。
そこで「みなさんが自分たちで作った活用するためにはどうすればよいか?」を考えてみました。ヒントになれば幸いです。

②自作に適した動画とは?

活用するためには、まずどのような動画が自作に適しているか知っておく必要があります。大きく分けて、下の3つの分野が自作の強みを活かせる動画と言えそうです。

  • リアルタイム性を重視したもの
  • ファンサービスなど、オマケ的なもの
  • 記録、アーカイブ

1.リアルタイム性を重視した動画

「いますぐ発信したい」と思える動画です。イベントの予告や報告など、SNSで活用できる動画がこれに当たります。リアルタイムにあった出来事を撮ってすぐにアップすることで、臨場感を伝える価値を持ちます。

2.ファンサービスなど、オマケ的な動画

「教えてあげればお客様が喜ぶだろうな」と思える動画です。手作りポップが良い見本になります。商品を自分が使ってみた感想、その道のプロならではの視点で教えるワンポイントアドバイス、サービス向上のために取り組んでいることの紹介など、ちょっとした情報を伝えることで、見ている人たちとの距離が近くなります。

3.記録やアーカイブ要素を持つ動画

上の2つとは少し性質が異なります。これは“見せて活用”するのではなく、“蓄積して活用”するタイプの動画です。イベントなどの対象を記録として残します。その場で起こった出来事を撮るだけですが、時間が経つに従ってアーカイブとして大きな価値を持ちます。

これら3つのジャンルに共通するのは、“継続”が重要な意味を持つということです。

③継続するための工夫をしよう

継続するためには“手軽に作れること”が大切です。作るたびに毎回大変な労力をかけていたら継続した動画発信はできません。上で紹介した3つのジャンルのうち、「アーカイブ動画」は撮影したものをそのまま保存しておくだけです。残りの2つ「リアルタイム性を重視した動画」「ファンサービスなど、オマケ的な動画」について、労力をかけないコツを知っておきましょう。

1.ワンポイントでまとめる

「ひとつの動画で言いたいことは1つだけ」この原則を守ることです。たくさん言いたいことはあるかもしれませんが、1つに絞って他は別の機会にまわしてください。あれこれ詰め込みすぎると全体像がぼやけますし、本当に伝えたいことのメッセージ性が弱くなります。動画の尺が長くならないためにも重要です。

2.編集に凝りすぎない

最近はかんたんに編集できるアプリが出揃っています。ところが、「編集しない」ことに勝る手軽さはありません。自作の場合は、「撮ったものをそのまま出せる方法」をまず考えてみてください。そのうえで必要であれば動画編集アプリを活用しましょう。
ただ派手すぎる効果などは、いかにもアプリで作りましたといった悪目立ちをしやすいですから、シンプルな編集を目指したほうが見やすい動画に仕上がります。

3.わかるようにみせる

「動画の目的がわかるように見せる」このことを意識しておくだけで活用の可能性は広がります。「イベントをおこないました!」、と紹介する目的で、会場全体がガヤガヤしただけの動画を見かけたことがあります。全体の雰囲気も見せるべき要素のひとつですが、それだけでは見ている人の心に残るものがありません。参加者の感想を一言まじえるといったワンポイントがあるだけで印象は変わります。活用する目的がはっきりしているときは、事前に構成を練って“わかりやすい動画”を追求しましょう。

これら以外にも継続して作っていくなかで工夫はたくさん出てくるはずです。最近ではスライドショーも動画として見られていますので、手持ちの写真をまとめてメッセージを加えるだけでも手軽に作ることができそうです。
とにかくどんどん作ってみることが大切です。はじめからうまくいくものではありませんので、失敗したと思っても、すぐ次の動画にチャレンジしてみてください。続けていくうちに、活用の幅は拡がっているはずです。

今日のポイント
  • 自作の強みを活かした動画を作ってみると活用しやすい
  • 継続するために考えることは、「いかに簡単に作るか」
  • 継続して動画を発信することが活用の可能性を広げる

トピックス10月号「話題になる動画の正解は、炎上?」

トピックス10月号「“話題になる動画”の正解は、炎上?」―― 「見てもらわなければ意味が無い」動画を作るうえで誰もが思うこと。 しかし話題になることを狙った動画は本当の目的を果たせるのでしょうか?
INDEX
  • 話題になるために炎上する人たち
  • 炎上で目的は果たせたか?
  • 誰の話題になるために動画を作るのか?

①話題になるための炎上

「炎上動画ってどう思いますか?」
少し前に、ある県の観光誘致目的動画の炎上が話題になったときによく聞かれました。“炎上”とはネット上で問題視された事柄が社会問題にまで発展する現象です。

ネット上で展開する動画はテレビCMとは違い、再生してもらわなければいけません。そのためWeb動画黎明期から、「見てもらわなければ意味が無い」といった考えが強く持たれていました。その延長線上にあるのが、「話題にならないと意味が無い」といった考えのなかでも過激な炎上マーケティングです。テレビに比べて規制が緩いことを盾に取り、刺激的な表現に走った動画が公開されています。
動画制作者のあいだでも数年前から炎上マーケティングについては論議されていましたが、その正解が見えないままに、ここにきて風向きが変わってきたように思います。

②炎上で本当に目的は果たせたのか

話題になったところで、動画の目的につながらないことが明らかになってきたためです。それでも話題になりたい、といった人の気持ちもわからなくはないですが、せっかく動画をつくったのに評判を落とすようなことがあれば本末転倒です。
件の炎上動画では観光誘致が目的であるにも関わらず、表現ばかりが話題になったために動画が別のベクトルへ向かっていってしまいました。「目的を果たした」とのコメントとともに動画は削除されましたが、本当に目的は果たしたのでしょうか。

たしかに動画は「見てすぐ効果がでる」とは限りません。「ジワジワと効果が出る」ことも期待できます。観光で言えば、「すぐ行きたい」にならないまでも、「いつか行ってみたい」と思わせることができれば動画として充分に役立っているでしょう。

③「見てもらわなければ意味が無い」のこたえ

「見てもらわないと意味が無い」派に反論はしにくいですが、(作ることに意味がある動画もあります。詳しくは弊社まで 笑)少なくともその先にあるのは“過激な描写”ではないと思います。客が本当に見たいものは、ネットで炎上している動画ではありません。話題になることばかりを考えて、ネットにばかり目を向けるのは危険です。

自分が作った動画を見て欲しい人はどのような人か、またその人はどのようなものを見たいと思っているか。ここから想像を広げていくことが大切だと思います。商品に興味をもち、未来の顧客になり得る可能性をもった人たちは、きっと価値のあるものをみたいはずです。
“自分が見せたいもの”と“潜在顧客が見たいと思うもの”、この2つの円が重なったところに、「見てもらわなければ意味がない」に対する答えがあるような気がします。

最近感心した動画に、ソフトキャンディの「メントス」が公開したウェブCMがあります。
こどもが秘密の司令官となって、大人にこっそり指令をだしながら大人同士のスキンシップを成立させる内容です。メントスが生み出す価値で、世界がちょっと変えられることを表現しています。ウェブCMにしては長めで2分以上ありましたがつい見入ってしまいました。

「商品が提供する価値を楽しく伝える」
これが制作者とユーザー双方の満足度が高い、動画の正しいカタチのひとつであると考えています。

今日のポイント
  • 話題になるために過激な表現に頼ることは安易
  • 目的を見誤らないことで動画の効果を受ける
  • 「価値を楽しく伝えること」が愛されるコンテンツの近道

トピックス9月号「ちょうど良い動画の長さって、どれくらい?」

トピックス9月号「ちょうど良い動画の長さって、どれくらい?」―― できるだけ情報は詰め込みたい、でも長すぎるとみてもらえないかも みなさんジレンマを抱えているようです。最適な長さってどれくらいでしょう?
INDEX
  • 動画の長さについてのルール
  • 「目にもとまらぬ早業・・・」やってしまいがちなミス
  • 心地よい動画の長さを身体で理解するためのレッスン

①動画に最適な長さって?

「だいたい他のみなさんはどのくらいの長さで作られていますか?」
動画にする具体的な内容をうかがう前に、この質問を受けることが少なくありません。一般的な“長さありき”で盛り込む内容を調整するつもりかもしれませんが、やはり“伝えたい内容ありき”で制作すべきだと思います。

「webで使うなら○秒、イベントなら○秒が最適」そもそもそのような決まりがないのです。強いてルールを定義すれば、「長く感じさせないこと」でしょうか。せっかく動画を見てもらっても、退屈に感じられてしまえば、商品やサービスに対してまでも興味を失ってしまうかもしれません。
ただ注意が必要なのは、「短い=長く感じさせない」ではないということです。

②短ければ良いわけでもない

勉強熱心な担当者のかたは、動画の尺が長いと見てもらえないことをよくご存じです。たしかに間延びする動画は敬遠されがちですが、「とにかく短く!」を突き詰めすぎることも危険です。短いなかに情報を詰め込みすぎると、視聴者がついてこれない場合があるからです。商品やサービスの紹介動画では、いくら短いからといって「もう1回みてみよう」とはなりにくいものです。

詰め込み過ぎを感じたときは、あくまで動画は興味付けと割り切り、記事や商談で説明できることは省くことも有効です。伝えたい情報が無理なく伝わるスピードで、凝縮できることは凝縮し省略できることは省略していく姿勢が求められます。

③ちょうど良い長さを体得するためのレッスン

伝えたい分量の情報にはどのくらいの長さが必要であるか。このことはおおよその体感として知っておきたいところです。この能力を育てるためにオススメしている方法があります。

テレビを見ながらストップウォッチを使う練習法です。テレビでは連日情報番組やドキュメンタリー番組が放送されています。ひとつの番組としてみれば数十分から数時間ありますが、それを構成しているのはそれぞれのコーナーであり、コーナーを構成しているのは断片的なVTRです。
「この番組は見やすいな」と感じる番組があれば、ひとつの事柄を伝えるVTRがどのくらいの長さであるかストップウォッチで計ってみます。なんどか繰り返すうちに、“情報の分量”と“必要な時間”の関係が体得できるようになってくるでしょう。

今日のポイント
  • 「長く感じさせない」時間が、動画にとって最適な長さ
  • 観客を飽きさせないためには情報の凝縮と省略が大切
  • 情報を伝えるために必要な時間を日頃から意識しよう